アシュタンガヨガのポーズ

アド・ムカ・シュヴァーサナ(下向きの犬のポーズ)から始める。
息を吐ききって、右足を前方に踏み出し、左右の1メートルほど先にかかとを着地させる。

右足は前方を向き、左足は30度内側に向ける。
右膝を曲げて太腿は床と平行、膝は足首の真上にくる。
左足の外側で床を押し続ける。

息をゆっくり吸いながら、背骨を尾骨から上に伸ばして体をまっすぐに。
左の濃しを前に、右の腰は後ろに回して胴体をまっすぐ正面に向ける。
骨盤底に力を入れながら恥骨をへその方に持ち上げてバンダ(エネルギーロック)をかける。

息を吸いながら両腕をすばやくサイドから頭上に引き上げる。
手のひらを合わせて顔を上げ、視線は親指へ(この視覚的焦点をドリシティと呼ぶ)。

呼吸のたびに心が静まり、ポーズが深まるにつれて右膝の屈曲が深くなり、膝とつま先が重なってくる。
息を吐きながら体を180度回転させ、すぐに反対側のポーズに入っていく。

このポーズは、すべてのエネルギーレベルに働きかける、ひとまとめのパッケージ。

アイアンガーヨガのポーズ

タダーサナ(山のポーズ)からジャンプして足を大きく開き、手はTの字をつくるように両サイドに広げる。
足はちょうど手の下に着地する。
上腕部を外に回し、手のひらを上に向け、両手を頭上に持ち上げる。
胸を引き上げる為に肩甲骨を前に押し出しながら、上半身の両脇を指に向けて引き上げる。

もし腕をまっすぐに伸ばせるなら、頭上で手のひらを合わせる。

右足を外へ90度回す。
左の脚は内側に向ける。
息を吐いて、腰と胴体を回して右足に向ける。
右足を90度に曲げて足首の真上にくるようにする。
左足のかかとの後ろ端を床に押し付け、左足はまっすぐに伸ばす。

右太ももを床と平行にする時、太ももを内側に回転させて太ももの外側を前に回す。
右大腿骨を下ろして、骨盤全面と腹部を胸に向けて持ち上げる。
左の肋骨から左脇腹を前に向ける。
胸郭の側面、脇の下、胸骨を持ち上げ、天井を仰ぎ見る。

このポーズでは、どこか1点にフォーカスするのではなく、あらゆるところに意識を広げるのです。

戦士の流儀

ヴィラバドラーサナⅠ(戦士のポーズⅠ)はモダンヨガを代表するポーズのひとつ。
このポーズは、強靭さ、柔軟性、忍耐力などを養い、さらに内側に眠っている戦士のパワー、つまり人生に立ち向かう意志の力を目覚めさせる。
ここでは5つの伝統的な流派の指導者たちがこのポーズの真髄と実践法を明らかにする。

ここにすべてのヨギに知ってもらいたい物語がある。

昔あるところに、ダクシャという名の強権を誇る王がいた。
ウマ、サティ、あるいは単にシャクティ(女性の力)という名で知られる彼の娘が、宇宙創造の神であるシヴァ神と恋に落ちて結婚した時、ダクシャはまったく嬉しくなかった。

義理の息子に対する嫌悪感を知らしめるため、ダクシャは盛大な宴会を開いた時に、シヴァだけは招待しなかった。
シヴァは、宇宙の支配者であるが故の社会的冷遇を意に介することはなかったが、妻であるサティは激怒した。
憤りのあまり、彼女は突然炎に包まれて死んでしまった。

悲しみに打ちひしがれたシヴァは、自分の髪の毛を地上に叩き付けて、悪魔の戦士ヴィラバドラを創造した。
ヴィラバドラはシヴァの命令によって、ダクシャの宴会を襲撃し、彼の頭を切り落とし、戦闘の神インドラを踏みつぶした。
現場はまさに修羅場と化した。